Top Menu
人生の幸せとは?
Pocket

人生の幸せとは何だろう?留学に来て、考えたもう1つの大きな問い。

人生の幸せとは?

今まで22年間日本で作ってきた様々な人との関係に頼れない場所で、

関係の作り方も違う場所でこうやって10ヶ月過ごしてきて、

月並みな言い方になるが、人生を幸せにする1つの基準は、改めて人だと気付いた。

 

自分がこれまで日本で避けてきたようなことも、

当然生きるためにやらなくてはいけない状況も多々あり、

一方自分が好きなことをする機会、新しく好きになることができる機会にもたくさん恵まれた。

 

そんな留学生活を振り返ってやはり僕は、英語とかそういう細かいスキルも、多少は身に付いたかも知れないが、

何よりも自分を知るとても良い機会になったと思う。

 

僕の周りでは、大きな環境の変化があった。

同期はほとんど就職をしたし、ぽつぽつと結婚していっている子もでてきた。

そんな環境の変化を外から見ていて、半ば強制的に、

僕自身も「自分の人生の幸せ」というものを考えることになった。

 

それは、キャリアでもあるし、結婚とかそういうことでもあるし、

単純に、自分の人生の幸せとは何だろう?という問いでもある。

ずっと子供のフリをしてでも、向き合いたくないような大きな課題を突きつけられた感じだ。

 

自分の人生をどういう風にデザインしていくか?

僕はこの留学で、何かを得ること、成し遂げることには、途方にも思える時間がかかるということを実感した。

そして、その成し遂げる、得るその結果そのものに意味を見出すよりも、

成し遂げるそのプロセスに注目しないと、

人生という幸せのバロメーターは反応してくれないということもなんとなく知った。

 

「人生は、旅のようなものだ」と誰かが言っていたけど、まさにそうだと思う。

ビジネスマンとして求められるのは、結果である。

人生の幸せという大きな尺度で見たときに大切にしたいのは、どちらかと言うとプロセスである。

大切なのは、そのプロセスに関わっている人であり、そこで見える景色であり、自分の気持ちである。

そしてこれを同時に大切にしていくためには、常に自分に問い続けなければならないし、

考え続けなければならない。

 

また、これだけでも足りない。人生の幸せを決定する要因は、これだけではないからだ。

上にも挙げたように家族や、友達、宗教など人生の幸せという基準に影響を与えうるものはたくさんある。

 

しかし、数多くの人が(そして優秀な人ほど)、キャリアという見やすい指標だけを追い求め、

他の大切な要素を忘れる、そして気付いた時にはもう既に遅い。そうやって警告をならすのが、この本だった。

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

久々に、目を背けたくなるくらい、自分の弱い部分を言われているような気がした。

だが、それくらいこの本は良い本だったし、今の僕にとって非常に大切な1冊になった。

著者は、クレイトン・クリスティン。名著:イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

の著者である。

英語版は、How Will You Measure Your Life?(あなたの人生をどう測る?)であり、この本題のテーマになっている。

 

ハーバードを卒業するトップクラスの優秀なビジネスマン、

人生計画・決断が非常に上手そうにみえる人たちが、

人生の失敗とも呼べる(離婚や、犯罪等)ものを経験してしまうのは何故か?

「世の中を変える」という志を持って卒業し、

「幸せになる」という希望と、それを叶える数多くのリソースを持ちながら、

何故誤った方向に進んでしまうことがあるのか?

 

僕自身は、まだ社会に出てもおらず、優秀さのかけらもない若者であるが、

この本を読んで、僕がこういう誤った道を進むのが容易に想像できたからこそ、

この本には非常に学ぶことが多かった。

 

経営戦略というメガネを通して、この人生という長い旅を分析しているからこそ、

非常に説得力がある論説となっている。また、教育分野にも彼は著書を出しており、

教育などに関しても非常に鋭いユニークな視点をもたれている。

 

ここでいくつか、僕がラインを引いたところを少し共有したい。(順不同)

 

“自分の戦略に対して行う投資—それが積もり積もって人生になる”

 

“プライベートな時間や労力、能力、財力といった資源をもっていて、これを使ってそれぞれの人生でいくつもの「事業」を育てていく。(中略)残念ながら、資源には限りがあるため、それぞれの事業は資源を得ようとして競り合う。つまりわたしたちも、企業と全く同じ問題を抱えているのだ。”

 

“達成動機の高い人たちが陥りやすい危険は、いますぐに見える成果を生む活動に、無意識のうちに資源を配分してしまうことだ。”

 

“「今はまだこどもたちが幼くて、子育てはそれほど大事じゃないから、仕事に専念しよう。子供たちが少し成長して、大人と同じようなことに関心を持つようになれば、仕事のペースを落として、家庭に力を入れればいいさ。」さてどうなるだろう?”

 

“家族は、何に価値を置くのだろう?創造性だろうか?勤勉?起業家精神?寛大さ?それとも謙虚さだろうか?子どもはどんなことをすれば親に「よくやったね」とほめてもらえるのかを理解しているだろうか。”

 

“文化は、自動操縦装置のようなものだ。文化が効果的に機能するには、自動操縦装置を適切にプログラミングする必要があることを、決して忘れてはいけない。”

 

“何かを「この一度だけ」行うことの限界費用は、ないに等しいように思われるが、必ずといって良いほど、それをはるかに上回る総費用がかかる。それでもわたしたちは、無意識のうちに、自分の人生に限界費用の原則を、あたりまえのようにあてはめている。”

 

“最初の一歩を踏み出したとたん、境界線が消え、ふと我にかえって、道を引き返すこともなくなった。”

 

“いくつもの小さな決定を正当化し続けるうちに、いつしか大きな決定を迫られるのだ。”

 

“何故だろう?人生は、やむを得ない事情が次から次へと、起き上がるものだからだ。もしわたしがあの一度だけ一線を越えていたら、その後もきっと同じことを繰り返していただろう。”

 

“つまり、この一度だけを自分に許すこと、自分のルールを「いつも」守るのではなく、「ほとんどいつも」しか守らないことの怖さだ。”

 

と非常に興味深く、示唆に富んだものとなっている。洋書というのは、概して助長であることが多いため、

かなり引用箇所を選ぶのに手こずった。あまり、この本書の良さを伝えきれていない感が否めない(笑)

 

ただ、先程も述べたように、非常に良い本だった。

この時期にこうやって、人生を振り返り、

これからの人生をどうしていくかを考えていく上で非常に参考になる名著だったと思う。

 

この本を読んで、唸るクラスタは非常に限られているだろう。

だから、みんなに薦められる本ではない。僕の友人には、個人的に薦めたい。

 

About The Author

kazuya.zbz

美味しいご飯と、写真を撮るのが大好きな26歳。福井→京都→US→Rettyという会社でディレクターをしたのち、現在は(一応)地球一周中のKazuya Yabu です。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.

Close