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良い戦略と悪い戦略とはどういうものなのか?をシンプルに分解して、ケーススタディーを交えて紹介している本。

悪い戦略の4つの特徴

1. 空疎である

戦略構想を語っているように見えるが内容がない。華美な言葉や不必要に難解な表現を使い、高度な戦略思考の産物であるかのような幻想を与える。

2. 重大な問題に取り組まない

見ないふりをするか、軽度あるいは一時的といった誤った定義をする。問題そのものの認識が誤っていたら、当然ながら適切な戦略を立てることはできないし、評価することもできない。

3. 目標と戦略を取り違えている

悪い戦略の多くは、困難な問題を乗り越える道筋を示さずに、単に願望や希望的観測を語っている。

4. 間違った戦略目標を掲げている

戦略目標とは、戦略を実現する手段として設定されるべきものである。これが重大な問題とは無関係だったり、単純に実行不能だったりすれば、間違った目標と言わざるを得ない。

良い戦略の基本構造

1. 診断

状況を診断し、取り組むべき課題を見極める。良い診断は死活的に重要な問題を選り分け、複雑に絡み合った状況を明快に解きほぐす。

2. 基本方針

診断で見つかった課題にどう取り組むか、大きな方向性と総合的な方針を示す。

3. 行動

ここで行動と呼ぶのは、基本方針を実行するために設計された一貫性のある行動のことである。全ての行動をコーディネートして方針を実行する。

良い戦略のためには

戦略の基本は、もっとも弱いところにこちらの最大の強みをぶつけること、別の言い方をするなら、最も効果の上がりそうなところに最強の武器を投じることである。そのためには、現状を診断し、重大な問題を発見する。そのために、最適な近い目標設定を行い、チームが動きやすいようにする。

戦略思考のテクニック

  1. 近視眼的な見方を断ち切り、広い視野をもつための手段をもつこと。例えばリストは良い方法である。
  2. 自分の判断に疑義を提出する習慣をつけること。自分からの攻撃にすら耐えられないような論拠は、現実の競争に直面したらあっさり崩壊してしまうだろう。
  3. 重要な判断を下したら、記録に残す習慣をつけることである。そうすれば、事後評価をすることができる。

メモ

・必要なのは目前の状況に潜む一つか二つの決定的な要素、すなわちこちらの打つ手の効果が一気に高まるようなポイントを見極め、そこに狙いを絞り、手持ちのリソースと行動を集中すること、これに尽きる
・良い戦略は、直面する難局から目をそらさず、それを乗り越えるためのアプローチを提示する。状況が困難であればあるほど、行動の調和と集中を図り、問題解決や競争優位へと導くのが良い戦略である。
・悪い戦略は厄介な問題を見ないで済ませ、選択と集中を無視し、相反する要求や利害を力づくでまとめようとする。悪い戦略は、目標、努力、ビジョン、価値観といった曖昧な言葉を使い、明確な方向性を示さない。
・良い戦略には、しっかりとした論理構造がある。これをカーネルと呼んでいる。戦略のカーネルは診断、基本方針、行動の3つの要素で構成される。
・戦略の基本は、もっとも弱いところにこちらの最大の強みをぶつけること、別の言い方をするなら、最も効果の上がりそうなところに最強の武器を投じることである。今日の標準的な戦略理論では、この基本を引き延ばし、潜在的な強み
すなわち優位性にまで押し広げている。
・良い戦略に必要なのは、様々な要求にノーと言えるリーダーである。戦略を立てるときには「何をするのか?」と同じくらい「何をしないか」が重要なのである。
・良い戦略が設定する目標は、手持ちのリソースや能力で取り組んでも成功率が高い。
・仮に課題を明確に意識し、それに取り組む意欲があったとしても、戦略目標が実行不能だったり非現実的だったりしたら、さしたる前進は望めないだろう。
・悪い戦略がはこびるのは、分析や論理や選択を一切行わずに、いわば地い足の付いてない状態で戦略をこしらえあげよう
とするからである。その背後には、面倒な作業はやらず済ませたい、調査や分析などしなくても戦略は立てられるという安易な願望がある。
・リーダーが戦略実行に使える協力な手段の一つは、近い目標を定めることである。近い目標とは、手の届く距離にあって十分に実現可能な目標を意味する。近い目標は、高い目標であってよいが、達成不可能ではいけない。
・競争優位の一つはコストを大きく上回る価値を提供することだが、「深める」とはその価値とコストとの格差を拡大することを意味する。そのためには、価値を高めて価格を引き上げるか、コストを押し下げるか、その両方が必要になる。
・競争優位を拡大するためには、既存の製品、顧客、競争相手から視点を移し、自社の競争優位を支えている独自のスキルやリソースをほかに活かせる道はないか、探すことがが必要になる。つまり競争優位の拡大は、自社の強みに基づいた戦略といえよう。良い戦略・悪い戦略

 

 

About The Author

kazuya.zbz

美味しいご飯と、写真を撮るのが大好きな26歳。福井→京都→US→Rettyという会社でディレクターをしたのち、現在は(一応)地球一周中のKazuya Yabu です。

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